自律神経失調症の基礎知識：女性ホルモンとの関係

■女性ホルモンとの関係
自律神経失調症は男性よりも女性に多い病気だと言える。
その大きな理由として「女性ホルモンのバランス」の影響があげられる。

生理学的に見て女性のからだは男性よりも丈夫なつくりであると言われ、平均寿命を調べても女性は男性よりも長生きし、山で遭難したとき生き残るのも女性だと言われるほどだ。

しかしその一方、女性はからだの仕組み上、どうしても男性よりもホルモンのバランスが崩れやすいという特徴があるのだ。

男性は、思春期に性ホルモンの分泌が高まり、以降は初老期まで比較的安定とされる。

それに対し、女性は初潮、毎月の生理、妊娠・出産、更年期～閉経と、一生を通じホルモンが変化し続け複雑とされるのだ。